E資格を取りたいと思って費用を調べると、受験料の33,000円がまず目に入ります。
でも、実際にかかる費用はそれだけではありません。
E資格には、受験の前に認定講座の受講が必要だからです。
この記事では、E資格にかかる費用の全体像を整理します。
講座の料金の幅、給付金との関係、講座を選ぶときの観点まで解説します。
試験の制度や講座の内容は改定されることがあります。本記事は2026年7月時点で公式サイトを確認した内容です。最新の情報は、日本ディープラーニング協会(JDLA)と各講座の公式サイトでご確認ください。
E資格の費用は、次の2つで構成されます。
1. 受験料
| 区分 | 受験料(税込) |
|---|---|
| 一般 | 33,000円 |
| 学生 | 22,000円 |
| 会員 | 27,500円 |
2. 認定講座の受講料
E資格は、JDLA認定プログラム(認定講座)を試験日の過去2年以内に修了していないと受験できません。つまり、講座の受講料は「任意の対策費」ではなく、受験資格を得るための事実上の必須費用です。
受験資格に制限がない生成AIパスポートやG検定との、いちばん大きな違いがここにあります。
3資格の違いはAI資格の比較で整理しています。
では、認定講座にはいくらかかるのか。
JDLAの公式一覧には、講座の料金は記載されていません。
料金は、事業者ごと・講座ごとに確認する必要があります。
そのうえで、幅の目安になる事実を2つ紹介します。
月額3,300円
「月額3,300円で学べる」と表記された個人限定コースも掲載されています
定価792,000円
キカガクの6ヶ月コース(税込)。体系的に学ぶ長期型の例です
短期の対策に特化したコースから、数ヶ月かけて体系的に学ぶコースまで。
形式によって、料金は桁が変わるほど違います。
だからこそ、「E資格の講座費用は◯円」という1つの相場では語れません。
自分がどんな学び方をしたいかを決めてから、講座の料金を確認する順番が現実的です。
認定講座の中には、教育訓練給付制度などの対象になっているものがあります。
JDLAの公式一覧では、対象講座にタグが付いています。
公式の表現は「対象になる場合があります」です。
すべての認定講座が対象ではない点に、注意してください。
講座が制度の対象として認定されていることと、受講する本人が受給の条件を満たすことです。対象かどうかは、講座の公式情報とハローワークなどの公的窓口でご確認ください。
なお、定価が高い講座では、給付率よりも年間の上限額が先に効くことがあります。
実質負担の考え方はAIスクールの給付金はいくら戻る?で詳しく解説しています。
JDLAは「どのプログラムを推奨するか」には答えない、と公式に明記しています。
つまり、講座の比較と選択は自分で行う必要があります。
料金以外に、次の観点を持っておくと選びやすくなります。
学び方の形式
短期間で試験対策に集中するか、数ヶ月かけて体系的に学ぶか。料金の幅は、主にこの違いから生まれています。
ハンズオン(実装演習)の有無
E資格は実装力を問う試験です。手を動かす演習がどの程度含まれるかは、確認しておきたい点です。
フレームワークの対応
試験ではPyTorchまたはTensorFlowを選択します。自分が使う予定のフレームワークに講座が対応しているかを見ておきます。
給付金の対象か
同じような内容なら、対象講座を選ぶことで実質負担を下げられる可能性があります。
受講時期と「2年以内」の関係
受験資格は「試験日の過去2年以内に修了」です。受けたい試験回から逆算して、受講のタイミングを決めます。
認定プログラムの提供事業者は多数ありますが、当サイトで個別に調査したスクールが2校あります。
キカガク(認定No.00006)
E資格の認定講座を複数提供しています。当サイトで調査した6ヶ月コース(定価792,000円・税込)は、専門実践教育訓練給付制度の対象です。詳しくはキカガクのレビューで解説しています。
SkillUp AI(認定No.00001)
JDLA認定プログラムの第一号(認定No.00001)を持つスクールです。資格対策を含む幅広い講座を提供しています。詳しくはSkillUp AIのレビューで解説しています。
このほかの認定講座は、JDLA公式サイトの認定プログラム事業者一覧で確認できます。
認定講座の受講料が、事実上の必須費用になります。
教材費などの扱いは講座によって異なるため、申し込み前に各事業者へご確認ください。
そうとは限りません。
給付の対象になるのは一部の講座で、受講する本人の条件もあります。
対象かどうかは、講座の公式情報と公的窓口でご確認ください。
受験する試験日から見て、過去2年以内に認定講座を修了している必要があります。
修了から時間が空くと受験資格が切れるため、受講と受験はセットで計画してください。
E資格の費用を整理しました。
E資格の検討は、実質的に「認定講座選び」から始まります。
まず自分の学び方を決めて、そのうえで料金と給付金を確認してみてください。
なお、制度や料金は改定されることがあります。
お申し込みの前に、公式サイトで最新の情報をご確認ください。